どう書くのが正しい?障害と書いたらだめなの?

障害者の自立支援

最近はテレビや紙の媒体で『障害者』ではなく『障がい者』と表記しているのを

よく目にするのではないでしょうか。また、『障碍者』というのも見ることもあります。

失礼になったら…差別になったらいけないな…と考えていると、

その言葉を使うのを躊躇することもありますよね。

何がいったい正しいのか、意味に違いがあるのか、調べてみました。

言葉の歴史

『障害』という言葉は遅くとも江戸時代末期には使用されていました。

『障碍』の読み方は『しょうげ』ですが、平安時代から使用されている用語です。

『悪魔、怨霊などが邪魔すること。わざわい。』という意味で使用されており、

明治期には『しょうがい』と読まれていました。

しかし『碍』は常用漢字から外れたこと、

昭和24年に国立身体障害者更生指導所設置法・身体障害者福祉法で『害』が採用され、

現在、法律においては『障害』を使うのが一般的になりました

『害』という漢字のイメージ

この漢字からどういったイメージをしますか。

災害、公害、害虫などあまり良い印象を受ける言葉ではないですよね。

そういった言葉からのイメージで社会の価値観を助長するのではないか、という声もあって

近年『しょうがい』という言葉をどう表記するのか様々な意見が出されています。

官公庁などの資料では『障がい』と表記されること増えています。

ちひろ
ちひろ

大阪市では平成25年からひらがな表記することが決定していたり、

全国的にその傾向は広がっています。

障害者自身の中でも意見が分かれいる

障害児をもつ家族からはひらがな表記となり、印象がソフトになり言葉から来る重みが軽減した

という変更に肯定的な意見や反対に、

そもそも、ひらがなにすることによって逆に壁を作ってしまうのではないかと考え、

また、障がい者自身が『害悪』ではなく、

社会にある多くの障害物、障壁=差別や偏見・バリアフリー化が進んでいないことが、

『障害者』を作りだしてきたという考えもあり、

『害』を使うのは間違いではないという人たちもいます。

五体不満足の著者の乙武さんは

‘’言葉を変えるだけでこれで障害者問題はOKと安心されてはたまらない。

大事なのは、『障害者』という呼称をなくすことではなく、

できるだけ『障害』を減らしていくことだ。‘’と言っています。

私の考え

最近は自閉スペクトラム症や学習障害、注意欠如・多動症など、

以前は、障害者として認められなかった疾患も該当する範囲として広がってきています。

中には障害者認定をもらっていなくても、

自己の傾向から、社会生活に溶け込まず、生きづらさを感じていたり、

孤独感を感じている方もいると思います。身体的な不自由さだけでなく、

『害』という字はそういった本人が感じる社会との壁だと私は思っています。

『障がい』と言葉の表現方法について議論することは、

そういった生きづらさを感じている人の目線になってみるという

きっかけになるという点では良いことだと思います。

しかし、考えるだけでなく社会が変わらないと、

障がい者が抱えている根本的な問題は解決しません。

 

ちひろ
ちひろ

大事なのは、障害者本人とその家族が孤独感を感じずに

自分らしく、生活していける社会になっていけばいいですね。

 

 

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